iwamotの非技術日記(映画、音楽等)(アーカイブ)

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舞台『オーデュボンの祈り』(2011-10-01)

舞台『オーデュボンの祈り』を世田谷パブリックシアターで観てきた。伊坂幸太郎のデビュー作の舞台化。彼の小説は読んだことがないのだが、映画『アヒルと鴨のコインロッカー』や『ゴールデンスランバー』がなかなか面白かったので、この舞台も観てみようと思ったのだ。

ファンタジックな話で「不思議の国のアリス」みたいだなと思った。しゃべるカカシがあれこれ指示してパズルのように人が殺されたのには驚いた。ただ、僕の興味はそこがピークで、落ちにはあまり共感できなかった。音楽のない島があったってよいと思う。音楽の美を知った荻島の住人は、酒の味を知ったエスキモーと同じ道をたどるかもしれない。そう考えると寂しくなる。