iwamotの非技術日記(映画、音楽等)(アーカイブ)

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三遊亭楽太郎の独演会を観た

高円寺・セシオン杉並で三遊亭楽太郎の独演会を観てきました。生の落語は初めてです。「独演会」に他の芸人が出てくることすら知りませんでした。

まず登場したのは弟子の三遊亭楽市。滑舌の悪さがちょっと気になったかな。演目は「千早振る」でした。落語の知識がないのでよく分からないんですが、こういう話って、オチを知ってしまうと次回から楽しめなくなってしまわないんでしょうかね。いろんな人の「千早振る」を聴いて『ああこれはいい「千早振る」だ』とか『こっちはダメだ』とかあるもんなの?

続いて、女流三味線漫談家三遊亭小円歌。楽屋の裏話が面白かったですね。お爺ちゃん落語家たちばかりで、セクハラがひどいとか、食べてるものをこぼすので掃除が大変だとか。

いよいよ楽太郎が登場。時事ネタや笑点ネタを枕に、演目は「猫の皿」でした。さすが師匠というべきか、滑舌が気にならず、集中して聴けました。オチが見事な話ですね。これも「千早振る」同様の問題が気になります。

仲入り後は、海老一染之助。75歳ともなれば、動きには往時のキレこそありませんでしたが、かわいらしい笑顔と話で場を盛り上げていました。ああいうお爺ちゃんになれるものならなりたい。

トリはもちろん楽太郎。演目は「禁酒番屋」でした。前の席のおばちゃんが連れの客にストーリーの重要なポイントを説明しているのが聞こえ、興ざめしました。落語通を気どりたいのかなんだか知りませんが、なんでいるんだろうね、こういう人。