柳原陽一郎のライブを観た・その2

先月に続いて、下北沢の440で柳原陽一郎のライブを観てきました。「たま」在籍末期の曲と、バンドと並行してリリースしたソロアルバム『ドライブ・スルー・アメリカ』の全曲を演奏するという主旨です。バンドメンバーは前回と同じ（というかこのシリーズはずっとそうなんでしょう）で鬼怒無月、水谷浩章、外山明。

前回より柳原さんが楽しそうだったのが印象的でした。『ドライブ・スルー・アメリカ』は、ほとんどがアメリカン・ポップスやロックの名曲のカバーで、これが柳原さんのルーツ、本当に好きな曲ばかりなんだろうと思います。

以下、セットリストです。

1. とんかち（アルバム『ろけっと』より）
2. はこにわ（アルバム『そのろく』より）
3. だるまだまるな（同）
4. ふしぎな夜のうた（アルバム『ろけっと』より。ギター弾き語りでした。この頃はスランプで、この曲の出来には不満足だそう。大好きな曲なので驚きました）
5. あの娘は雨女（アルバム『ろけっと』より）
6. 猫をならべて（アルバム『そのろく』より）
7. 寒い星（アルバム『ろけっと』より。もともと大好きな曲なんですが、素晴らしいアレンジ・演奏で、鳥肌が立ちました）

（ここで25分ぐらい休憩）

8. ブルー・アイズ（アルバム『ドライブ・スルー・アメリカ』より。以下同じ。MC「生まれて初めて曲先で書いたら歌詞が浮かばず、その日のスタジオを飛ばしてしまった。それ以来、曲先はやめた」）
9. レインボー・コネクション
10. オンリー・イエスタデイ
11. リーズン・トゥ・ビリーヴ
12. ミー・ジャパニーズ・ボーイ
13. アラバマ・ソング
14. ミスター・ソウル（この辺から歌も演奏もテンションが上がってきた感じ）
15. ロックンロール・レイディオ
16. アメリカン・ボーイ

en1-1. ハレルヤ（ピアノ弾き語り。泣きそうになった）
en1-2. みんなおぼえてる（「曲名は映画『ガープの世界』のセリフから取った」というMCで、本人も少し泣きそうになってた感じ）
en1-3. エヴリ・タイム・ウィ・セイ・グッドバイ
en2-1. だるまだまるな（MC「天皇崩御のときに新宿を歩いていたら、ファンッションヘルスの看板まで電源が落ちていた。腹が立ってこの曲を書いた」）

会場で、これまでの活動をまとめた本『ヤナソロジー』が早くも売られていたので、買ってきました。そのうち読みます。

これ以降の柳原さんの音楽はあまり好みではないので、来月以降は行きません。でも、この時代の曲は本当に好きでした。今日の演奏も素晴らしく、なにより本人たちが楽しそうで、感動的なライブでした。よかった。