舞台『ガス人間第1号』を観た
『ヴィヨンの妻』を観た後、近くのシアタークリエで舞台『ガス人間第1号』を観た。抽選でサイン入りのプログラムが当たるチケットだったのだが、なんと妻が当たっていた。
愛した女性を守るために悪事を働く「ガス人間」の話。放蕩の限りを尽くす『ヴィヨンの妻』の夫より、よほど美しいと私には思えた。
南海キャンディーズの山里氏やリットン調査団の水野氏をキャスティングしたのは慧眼だと思った。普段のイメージをうまく利用した演出。
中村中は、歌はもちろん演技もうまく、この世の人と思えない存在感があった。彼女を起用したのも慧眼だろう。
最後のどんでん返しも効いている。上演は明日31日まで。もしチケットが入手できるようなら、観劇をお勧めする。再演に期待したい。