iwamotの非技術日記(映画、音楽等)(アーカイブ)

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『さや侍』プレミア上映@東京国際フォーラム(2011-06-06)

松本人志監督の最新作『さや侍』、公開より一足早く、舞台挨拶つきのプレミア上映で観ることができた。

大日本人』や『しんぼる』に比べると、分かりやすい映画だと思う。そのせいか、出演者の演技のつたなさが気になった。いちばんうまかったのは、主演の素人、野見隆明氏だったように思う。

監督は文字通りの意味での「笑いあり涙あり」の映画を目指したそうだ。場内にもっとも笑いが響いたのはエンドロールのときだったので「笑いあり」については肩すかしを食らった気分。「涙あり」については、僕の両隣の人(妻含む)が泣いているのを確認したので、おそらく成功したのだろう。僕も危うく泣きそうだった。あの野見さんがこれほどかっこよく見えるとは思わなかった。

舞台挨拶の登壇者は、松本人志監督、野見隆明熊田聖亜板尾創路柄本時生、りょう、ROLLY腹筋善之介國村隼の9名。進行はジョン・カビラだった。焦ってしゃべる野見さんを「気持ち悪いわ」と一刀両断する監督に笑いながら僕は「なぜこの笑いが映画の本編で起こらないのか」と、少し寂しく感じてもいた。