ナイロン100℃『神様とその他の変種』を観た(テレビで)
昨年11月にNHK BS2で放送されたナイロン100℃の舞台『神様とその他の変種』を録画していたので観ました。つまらなかったわけではないんですが、なんだかモヤモヤ感が残った。60点ぐらいな感じ。
まず苦手なのが、すべての登場人物が変人なこと。不条理物の面白さって、主人公が条理の世界にいて、観客がその主人公に感情移入して、襲いかかる不条理に戸惑ったり怒ったりするところにあるんじゃないのかなあ。誰にも感情移入できないのは厳しかった。
ケラの笑いのセンスにも、終始なじめなかった。普通にドリフでも観てるほうが私は面白い。好みの問題だから誰のせいでもないけど。
ちょっとフォローしておくと、視覚効果はけっこう好きだった。とくにオープニング。なんだろな、言葉以外の部分なら、ケラのセンスは嫌いじゃないのかもしれない。ああ、モヤモヤする。