iwamotの非技術日記(映画、音楽等)(アーカイブ)

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割礼の初期音源CD-Rが出ます

1980年代から現在まで活動を続けている「割礼」というバンドがあります。日本のサイケバンドの最高峰と評価する人もいるようです。私はサイケとは何のことかよく分からないのですが、彼らの音楽が大好きです。特に初期の割礼を聴くと、じめじめした夏の日に、クーラーもつけず汗だくで過ごしているような気分になります。それがサイケということなんでしょうか。

そんな割礼の初期音源がCD-Rで発売されるとのことです。

リンク先の曲目リストによれば、1987年に発売されたミニLP『パラダイス・Κ』の全曲が別テイクで収録されているようです。このミニLPは後に何度かCD化されていますが、Amazonでプレミア価格がついているなど、未聴の方には手が出しづらい状況です。今度のCD-Rは、まず聴いてみるにはうってつけではないでしょうか。

『パラダイス・Κ』所収の7曲はすべておすすめですが、特に「キノコ」という曲は、ボーカルの歌うメロディが最初から最後まで同じ音という奇跡的な曲です。ジョビンの「ワン・ノート・サンバ」みたいな中途半端なものではなく、本当にずっと単音です。

また「チュウイングガム」という曲は、ギターのリフがすさまじく、型にはまったロックンロールやパンクロックなんかより、よほどロックでパンクであるように私には聞こえます。

そんなわけで、ギターと湿度が好きな方は、このCD-Rを聞いてみるといいんじゃないでしょうか。