iwamotの非技術日記(映画、音楽等)(アーカイブ)

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赤色エレジー@ザ・スズナリ(2011-10-09)

下北沢のザ・スズナリで舞台「赤色エレジー」を観てきた。林静一の原作は読んでいないのだが、あがた森魚の「赤色エレジー」が生で聴けるだろうと思って観ることにしたのだ。

ストーリーは、これまでに観た舞台の多くと同様、よく分からなかった。妻によれば「少年王者館の舞台はもっとわけが分からない」そうだ。もともとストーリーを見せたいのではないのだろう。演出は面白く、一瞬の暗転の間に人物が移動していたり、服装が変わっていたり、ちょっとした奇術のようで、感心させられた。舞台でなければ得られぬ感動だと思う。

期待していたあがたさんの「赤色エレジー」は、中盤で歌われた。まさに「絶唱」だった。僕は俳優のような歌手に惹かれる傾向があって、あがたさんはその一人なのだ。演じているように歌うといえばよいのか、とにかく感情のこもった歌で、あやうく泣きそうだった。