iwamotの非技術日記(映画、音楽等)(アーカイブ)

はてなダイアリーのサービス終了をうけて移行したものです。更新はしません。

「さみしさサヨナラ会議」出版記念トークセッション@朝日カルチャーセンター(2011-08-21)

朝日カルチャーセンターの「さみしさサヨナラ会議」出版記念トークセッションを受講した。講師は評論家の宮崎哲弥と住職の小池龍之介。セッション名にあるとおり、対談本『さみしさサヨナラ会議』の出版記念講演である。

『宝島30』や『朝まで生テレビ!』で活躍していた頃から宮崎哲弥の評論が好きだったので、ご本人を間近で見られ、持参した本にサインをいただけたのは嬉しかった。

先日、呉智英が『宮崎哲弥トーキング・ヘッズ』というテレビ番組にゲスト出演した。呉の近著である『つぎはぎ仏教入門』に関して話を聞くという主旨で、これがめっぽう面白かった。仏教でいう愛は妄執であり、苦しみの原因である、など。同書をあわてて読み、その延長で『さみしさサヨナラ会議』も読んで、今回のトークセッションにも参加した次第。

セッションのなかでは、希望を否定する文脈で小池が「おいしいに違いないと期待してごはんを食べるのと、ただ単にごはんを食べるのとでは、期待していたほうがまずく感じるものだ。希望を持ってもほとんどの場合は叶わず、損をするだけのことが多い」というようなことを言っていたのが印象に残った。小池の著作も読もうと思う。

宮崎哲弥トーキング・ヘッズ』「つぎはぎ仏教入門」塾