iwamotの非技術日記(映画、音楽等)(アーカイブ)

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舞台『ベッジ・パードン』(2011-07-27)

世田谷パブリックシアターで舞台『ベッジ・パードン』を観た。ケチをつけたくなる点がいくつかあったものの、なにより話が分かりやすいのがありがたかった。難解な舞台は観ていて腹が立つ。夏目漱石イギリス留学中の日記からこんな悲恋物語を仕立てる三谷幸喜の構成力には感心した。

ケチをつけたくなる点には、畑中惣太郎(大泉洋)が夏目漱石野村萬斎)を恨んだ理由に比べその仕打ちがひどすぎること、惣太郎による筋の通らない依頼をハロルド氏(浅野和之)がなぜか請け合うことなどが挙げられる。すべての辻褄が合う必要はないし、単にひどい人達だからと納得すればよいのかもしれないが、こうして日記に書く程度には気になった。