「時かけ映画祭」に参加した
新宿ピカデリーで開催された「時かけ映画祭」に参加してきました。映画「時をかける少女」を3本立てで観るという、贅沢というかスパルタというか、そんな企画です。
なぜだか分かりませんが、観客の95%ぐらいが中年男でした。いや、なんとなく分かるか。
スケジュール
15:30〜16:10 ゲストトーク
http://tokikake.jp/news/2010/02/3.php
16:15〜18:00 1983年版 『時をかける少女』上映(104分)
18:15〜19:55 2006年版 『時をかける少女』上映(98分)
20:00〜20:15 プレミアグッズがあたるプレゼント大抽選会
20:30〜22:35 2010年版 『時をかける少女』上映(122分)
ゲストトーク
2010年版の監督・谷口正晃と、仲里依紗がまず登壇。谷口監督は熱い感じの人でした。仲さんは今どきのギャルという印象。
続いて原作者の筒井康隆、1983年版の監督・大林宣彦が登壇。大林監督のトークがほとんどの時間を占めてしまい、スタッフでもないのに巻きのサインを送ろうかと思いました。
私の目当ては筒井さん。短い時間ながら『「伊豆の踊子」の映画化6回には負けている』『原作者にとっては「カネを稼ぐ少女」』『内田有紀のような大柄な娘がセーラー服を着てもエロティックにならない』『新刊「アホの壁」をよろしく』などと笑いをとってました。
1983年版
初めて観たのですが、やっぱり古さを感じますね。当時観てもそうだったんじゃないかなあ。白黒から徐々に色がついていく演出とか、最後にヒロインが主題歌を歌うところとか。
大林監督の話によれば、角川春樹に「原田知世は女優にはならないだろうけれど、1本だけ記念に映画を撮ってやりたい」といわれたそうです。そんなわけで、彼女をいかにかわいらしく見せるかが主眼だったんじゃないでしょうかね。彼女の声が若かったのが私には印象的でした。
2006年版
アニメです。1983年版のヒロインが芳山和子で、その姪がこのアニメのヒロイン。声優でない仲里依紗がヒロインの声を演じるというので心配だったんですが、うまくて驚きました。器用ですね。
2010年版もそうですが、「ヒロインが別の時代の男の子と叶わぬ恋に落ちる」という骨格さえ守れば、原作とこうも違うストーリーが作れるんですね。爽やかな印象の映画でした。
プレゼント抽選会
外れた。