『カールじいさんの空飛ぶ家』と『ロフト.』を観た
本日は2本立て。
1本目、新宿ピカデリーで『カールじいさんの空飛ぶ家』を観ました。最高の映画でしたね。泣けて笑えてまた泣けてといったストーリーはもちろん、なにげないセリフや小道具が後の場面でいちいち意味をもって回収されていく手腕に感心しました(シギとか、入れ歯とか、車の色の話とか)。
また、登場する犬のふるまいが、あたかも犬飼いにとっての「あるある」ネタのようで、ツボにはまりました。主人への忠誠心にあふれてはいるもののボールにすぐ気を奪われるところなど、うちの犬そのまんまです。
妻の生前に果たせなかった約束を果たすべく旅に出るじいさんの話なので、夫婦で観ると、より感慨深いものがあると思います。エリーばあさんへの愛情には心打たれます。ただ、少し意地悪にいえば、どちらかの死後に頑張るより、お互いが元気なうちにやりたいことをやっておいたほうがよかっただろうとは思いましたが。
2本目、渋谷に移動し、シネマ・アンジェリカで『ロフト.』を観ました。どんでん返しのあるミステリーというふれこみだったので期待していたんですが、ちょっと期待はずれ。最後に「そういうことか!」と膝を打つような感じではなく、「ああそうなの」レベルの展開が2、3起きるといった感じでした。ベルギー国民が熱狂した映画らしいですが、こういうのが好きな国民性なんですかねえ。