iwamotの非技術日記(映画、音楽等)(アーカイブ)

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二月大歌舞伎

新橋演舞場二月大歌舞伎・夜の部を観てきた。六代目中村勘九郎襲名披露の口上を聞いていて、もしあのような家に僕が生まれていたら苦労や重圧や覚悟はいかばかりだったろうかと思わされた。僕の父は飲兵衛の公務員なので、何の重圧もなかったのだけれど。

「ぢいさんばあさん」は以前から観てみたかった演目。1992年の刊行当時に『ちくま日本文学全集25・森鴎外』で原作を読み、さすが文豪と思った覚えがある。歌舞伎版は脚色されていて、原作のクールな印象とは違ったけれど、これはこれでサイド・ストーリーのように楽しめた。

幕間には演舞場2階の雪月花で寿司をいただいた。35分しかないので、もっと慌ただしいかと思っていたが、意外とゆっくりできた。また利用したい。